先日、愛知県碧南市にある「小笠原味醂醸造」さんへ行ってきました‼
私がお伝えしている、ホンモノのみりんを製造しているところです。
このみりんは、正直あまり手に入りません。
私が以前暮らしていた福岡では、自然食品屋さんにも置いてなく、
お膝元の愛知県に引っ越してきてからも見かけないみりんでした。
なので、一度は味わってみたい!そう思っていたんです。
実は近くを通ったときに、たまたま見つけて寄っただけでしたが(笑)、
快く受け入れてくださり、たくさんお話しをお聞きすることができました。
左:醸造アルコール+糖類が入っているみりん
真ん中(みねたから):醸造アルコールで仕込んだみりん
右側(一子相傳):米焼酎で仕込んだみりん
それぞれを試飲させていただきました!
伺ったみなさんに購入する前に試飲していただいているようです。
左:ん、ん、一般的なみりんだな。
真ん中:甘さが引き立つ!
右側:焼酎のアルコールが最初きて、そのあとはすっきりした甘さ!
こんな感想です。
私が伝えているホンモノのみりんは、一番左側の「一子相傳」。
ただ、焼酎のアルコール臭さが苦手な人もいるようで、
料理の味を邪魔しない「みねたから」もオススメだそう。
小笠原味醂では、みりんの仕込みは3月頃。
5月のGWには絞ります。
原料は国産100%。もち米は佐賀県産を使用しています。
絞りでは、他のみりんに比べ、オリが少ないのが特徴。
3年ほど寝かしておいても、最終的なオリの量が少ないので、
タンクの下から出すこともできるそう。
そしてほとんどのみりんが火入れをする中、火入れをせずに出荷しています。
みねたからと一子相傳の色の違いは、
一子相傳の要望が多く、長期熟成させることができないため。
ただ、それでも3~4年は置いているそう。
ご夫婦2人で作られているので、出荷される量も限られているし、
良さをわかった上で使ってほしいとおっしゃっていました。
みりんは独特の甘さがある調味料ですが、
煮物、めんつゆなど料理に使用する際、
みりんが表に出てしまっては意味がない。
調和ができるみりんが最高のみりん。
だから、みりん自体に特徴を持たせてはいけないんだ。
そんなこともおっしゃっていました。
だから一子相傳は、すっきりした甘さなんですね。
ホントに素晴らしい…と感じたのですが、
「当たり前のことをしているだけ」と。
究極とかこだわりとか、そんな言葉が大嫌いだ!
昔ながらって何なんだ?!
などなど、名言が飛び出す(笑)
そして、
「直接消費者の皆さんに、お話して、知ってほしい」と
おっしゃっていました。
噂を聞きつけたバイヤーさんからの連絡も、
直接来て、見て、感じてもらってからじゃないと…と。
いつか見学ツアーなどもできたら良いな。
小笠原さんの話しを直接聞いてほしい。
ガンコおやじの中にも、
とても愛くるしい姿もあり、一気に惹かれました♪
一緒に記念撮影も‼(自撮りは苦手です。。。)
お近くに来られた時は、ぜひ寄ってみてください♪
愛知県碧南市弥生町4丁目21
通信教育の監修をしています。『食学調味料アドバイザー』の資格が得られます!
私が直接指導する、通学・ZOOM対応もしています。
私が主催する調味料の魅力に迫るイベントは、
公式LINEにて発信しています!
調味料エバンジェリスト(伝道師)
下倉 樹(いつき)
・一般社団法人国際食学協会 理事
(食学調味料講座 監修)
調味料を自分で選ぶチカラを育む講座、子ども・親子向けワークショップ、メーカー見学ツアーなど、調味料の魅力に迫る企画を行う。
講座数2,000件以上、延べ2万人以上参加。
調味料メーカー見学、全国220件以上。
メディア出演多数。
3姉妹の母。山梨県出身。神戸市在住。
良質な調味料を選ぶメリットについて書いています。
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